






我谷盆(わがたぼん)は石川県山中町の南西に位置し、1965年に我谷ダムの建設により水没した町。その土地で作られるお盆には共通してノミの跡があり「我谷盆」と呼ばれました。栗の木の丸太を生木のまま叩き割り、削り、規則的に彫られた丸ノミが特徴的。
その作り方に忠実に添い、自分なりの解釈を加えて仕上げた現代の我谷盆。こちらは石灰で拭いて仕上げています。
お茶とお菓子用のトレイをイメージしたサイズですが、プレートとして使っていただいても良いでしょう。卓上の文具入れなどにも。
*生木を叩き割ったそのままの姿をトイレにしています。裏にささくれが残る場合がございますが、当時の作り方に忠実に添い制作しています。ささくれは手で削いだりしないよう、なるべく触らないようにするか、ニッパーや爪切りでカットして整えて下さい。
*基本的には水洗いなしの拭き上げで艶が出ます。茶染みなどが気になる場合は小まめに拭き取ることをお薦めしますが、どんどん汚して染みも味にしていっていただければと思います。
w250mm x d170mm x h25mm / 木(栗)+石灰
略歴)
1986年 誕生
2012年 京都伝統工芸大学校木工芸専攻卒
2012年 佃眞吾に弟子入り
2018年 亀岡にて独立